tiaranonikkiのブログ

ティアラの毎日.思いついたこと、感じたことを、素直に書いています。

2015年2月のブログ記事

  • 不安にさせないで

    オ-ストラリア政府高官だったクリスティ-ン・ブライデンさん、当時46歳。「認知症を病む私も、敬意を払われ、尊厳を保つべき価値がある」との訴えは、世界の認識を変えていったそうです。10年後の未来、高齢者の5人に1人が認知症になるだろうとのことです。ただでさえ、2018年以降、18歳以下の子が、急に減... 続きをみる

  • 死を意識した時 6

    その頃は、食べられなくて、無理やり食べました。今は、お医者様から、やせなさい、と言われています。ダンナが、あの時、もっとゆっくり体を元に戻させてくれていたらな、と思います。あの頃は、家族、職場の方々、迷惑をかけて、申し訳ありませんでした。口の悪いダンナですが、当時、仕事が終わると、遅くなっても毎日... 続きをみる

  • 死を意識した時 5

    さすがに腹がたって「ちょっと、言い過ぎでしょ。謝ってよ。」涙がぽろぽろでてきた。ダンナは、バツの悪そうな顔をして「悪かった言い過ぎた。」と言った。私だって、家の中で、重しをつけて、ももを上げる練習をして、歩く練習をしていたのに。退院してきた時は、本当にフラフラで、少し歩くと、もうダメっという感じで... 続きをみる

  • 死を意識した時 4

    「じゃあ、私も地獄だったら、行ってたというの?」「うん、たぶん。」「私が地獄なら、あなたは、地獄で、エンマ様に舌ぬかれているよ。」「いいや、俺は、天国へ行くから。」「どうして?」「俺、いい人だから。」はあ?あまりにも、あきれて、次の言葉が出てこなかった。だけど、退院して一週間ぐらいは、やさしかった... 続きをみる

  • 死を意識した時 3

    元気になった私にダンナは、「やーい、死にぞこない。」と言った。私は、言いかえしてやった。「あなたのために、こっちの世界へ戻ってあげたのに。神様は、おいでおいで、してたのよ。」ダンナは、まじめな顔になって「本当か?」と言った。私は、「うそ」と言い、アッカンベーをした。ダンナは、ニンマリとした顔で「や... 続きをみる

  • 死を意識した時

    あとで知ったが、ダンナも、これはダメかもしれない。葬式をだすことも覚悟しなければいけないかも、と思ったそうだ。にもかかわらず、何も準備しなかったそうだ。やはり、準備を始めたら、本当に私が死んでしまうのではないか、と思ったそうだ。数日後、よくなるきざしがみえてきて、これは大丈夫だと思ったらしい。私も... 続きをみる

  • 死を意識した時 1

    もう、3年前のこと。意識は、しっかりあった。体は、とても重かった。ずーっと24時間点滴をしていた。私は、ある病院に入院していた。寝がえりをうつのも辛かった。頭は、ボ-っとしていた。よく眠れなかった。うとうとしているだけだった。人からは、目もうつろに見えただろう。自分は、しっかりと答えているつもりだ... 続きをみる