「過去に戻れるとしたら、いつに戻りたい？」と、ダンナ。
「楽しい時ばかりじゃなかったから、過去には、戻りたくない。」と、私。
「えー、ないの？俺は、中学の時に戻りたいなあ。あの頃は、何でも一生懸命やっていい
結果がでてた。懐かしいなあ。友達もみんないいやつだったし、隣にいる見ず知らずの人
が、信じられるような時代だったよなあ。年寄りをだまして金を巻き上げるような奴が、
出て来る世の中になるなんて、思いもしなかった。」と、ダンナ。
「そんなことを言うのは、自分が、歳をとったからじゃないの？」と、私。
「そうかも。でも、考えてみれば、平成になってから、少しずついろんなことが、おかし
くなっていったような気がしないか？景気も、天気も、人も。」と、ダンナ。
「そうかも。」と、私。
歳をとったなあ、と思った瞬間でした。

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