介護
91歳の認知症男性が徘徊して、列車にはねられた事故。93歳の妻に賠償責任を認め
た判決がでました。介護している人にとっては、厳しい判決です。ちょっと目を離した
すきに・・。他人ごとではない、と思いました。誰の身にも起こりうることです。
いつだったか、だいぶ前に、母が言ったことがあります。
「私はお前たちの重荷にはなりたくない。必要であれば、老人施設へ入れてもらっても
かまわない。老人施設がいっぱいで入れなければ、家で、面倒をみてもらうことになる
が、もし、徘徊してしまうようなら、ベッドにしばりつけてもかまわない。鍵をつけて
出られないようにしても、かまわない。くれぐれも、私のために、仕事をやめてしまう
ようなことは、しないでくれ。もし、私が時々生気を取り戻して、どうして、子どもが
こんなことをするのだろう、と思ったとしても、たぶん私は、自分の子は自分のことで
精一杯なのだろう、と自分に言い聞かせると思う。そうでなければ、こんなことをする
子どもたちではない、と信じているから。私はちゃんと子どもたちを育ててきた、と思
っているから。」
老人施設は、入居待ちだそうです。有料の高額なところは、すぐ入れるところもある
ようですが。