羊の話　１

2015/11/18 06:18

ダンナが、７才のころの話です。
その頃、家で、羊を飼っていました。学校から帰ってくると、羊をつれて川べりに、草を
食べに連れて行きました。羊を、犬のように、くびわに綱をつないだ綱を木や電柱につな
いで、家へ帰ってきます。しばらくすると、様子を見に行き、そこの草を食べつくしてい
ると、場所をかえてやります。そして、夕方になると、連れて帰って来ました。７才です
から、体も小さく、力もない。羊は、自分より、大きく、力もある。ダンナは、いやで、
いやで、しょうがなく、ある日道草をくって帰ってくると、羊がいない。家族のだれかが
羊を外へ、連れていったのです。「やった－。」ダンナはこれに味をしめ、友達と約束を
し、まっすぐ家へ帰らなくなります。